カンボジャの「タ・ブローム遺跡のガジュマル」 (2001.7.8、ミンメイさん)


 ひょんな事から、ミンメイさんのホームページを訪れることになった。世界中を旅しながらホームページを運営している人で、記事も写真もそして掲示板も面白い。そのミンメイさんがカンボジャで撮られた巨樹の写真を投稿していただいた。
 カンボジャは仏教遺跡の宝庫として有名で、それらは世界遺産に登録されている。アンコールワットの名前を知らぬ人はあるまい。多くある遺跡の中で、タ・ブロームの遺跡は、遺跡を自然のままに(自然に崩壊するままに)保存していることで特異的である。その崩壊の最大の原因は、遺跡内での樹木の成長である。
 東南アジアで特に目に付く木はガジュマルである。木の枝から次々と気根を降ろして着地し、これが主幹に劣らぬ大きな幹に育つ。最初は種子から幼生が出来るのであろうか。
 タ・ブロームは1186年に仏教僧院として建設された後、ヒンズー教の寺院に改宗したようであるが、遺跡として発見されたときにはすでにガジュマルが建物のあちこちを覆っており、これを取り除くと遺跡自体も崩壊する可能性があった。
 ガジュマルは、榕樹あるいは、スポアンとも呼ばれている。
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