栃木県日光市大沢町の「六尺藤」 (2012.5.19、熊ちゃん)


 熊ちゃんからの2つ目の投稿は、真っ盛りの花を付けた藤の巨木である。宇都宮から日光に向かう日光道の途中の大沢ICを降りて直ぐの所にある。以下は熊ちゃんによる解説です。
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 六尺藤は国道119号線を日光方面に向かい、大沢信号を過ぎて間もなく右折して進んだ竜蔵寺の境内にあります。
 六尺藤は本堂の前で大きく枝を広げ、淡い紫色の見事な花を咲かせていました。この藤は、山藤の台木に花穂の長い藤を接木したものだそうです。市の天然記念物に指定されていて、環境省の「かおり風景百選」にも選ばれていました。最近、台木の樹齢が300年以上という説も出てきたようです。
 幹周 2.6m、樹高 1.8m、枝張り 14m×12m
 樹齢 枝の部分 約90年、台木の部分 100年以上
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 送っていただいた説明板によれば、明治36年(1903年)に竜蔵寺の34代住職が植えたヤマフジの台木に、昭和2年に花穂の長い藤を接ぎ木したものであるという。六尺は樹高を指すのであろうか?
 徒歩で行くには、東北本線の宇都宮駅、あるいは東武鉄道の宇都宮(東武駅前)から、関東自動車バスの日光方面行きに乗って、大沢中学校入口で降りる。少し宇都宮側に戻って左折して東に進み、王寺神社の横を北に進んで突き当たりに竜蔵寺がある。バスは1時間に1本程度出ている。車ならば119号線を使うか、日光道の大沢ICで降りる。

見事な幹である。



幹からの枝張りが素晴らしい。


今が盛りの藤と、竜蔵寺。


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