大阪の泉北郡忠岡町に幹周910cmの日本一のエノキがあると、1991年環境庁編の
「日本の巨樹・巨木林」にある。忠岡神社に出かけて、境内を探し回ったが、
見当たらなかった。社務所で訪ねると、「時々そう言って来て下さる方がありますが、
記載間違いのようで、うちにはありません。」ということであった。「遠くから
来ていただいて申し訳ありません」とて、神社の宝物の手書き百人一首を見せて
いただいた。綺麗な絵と達者な筆で書かれた100枚は見応えがあった。 境内には、幹周2mほどのエノキと、幹周5mの楠(これは記載通り)、そして 「ヒョウの木」という御神木があった。神主ご夫妻から、茶菓をご馳走になって, しばしお話を伺ってから神社を後にした。 |