台湾阿里山神木園の「鹿林神木」 (2005.1.1、瀬川さん)


 瀬川さんからの台湾神木写真の第3番目は阿里山神木園の「鹿林神木」である。瀬川さんのメールをご紹介しよう。
 「阿里山神木園は台湾中部の標高2500mの高地に位置しています。神木には拉々山と同様に、1号から36号までの番号名称がつけられていて、遊歩道が整備されていました。日本統治時代に、阿里山森林鉄道経由で伐採されたベニヒが日本に運ばれたそうです。明治神宮の鳥居はベニヒだとか。台湾ではある区画の樹木全部を伐採しないで1本は残す習慣があったたそうです。その残された1本を今見ている訳ですが、私達日本人は神木に感嘆しつつも周辺の数多くの切り株跡を済まない気持ちで通過しました。
 写真は、阿里山神木園から車で10分ほど離れた場所にある鹿林神木です。1枚目は側面からの全景、2枚目は正面(谷側)から3枚目は山側からの撮影です。こんなに方角で姿を変えるのも珍しいですね、それほど大きいということでしょうか?数年前の台湾中部地震で林道が不通になり訪問できなかった台湾第一の神木である大雪山神木(幹周20.8m)に次ぐ台湾第二神木です。
 樹種:ベニヒ 幹周20m  樹高43m 樹齢2800年」
 阿里山は台湾中部の嘉義県にあって、2481mの高さである。その東には3997mの玉山(昔は新高山と呼んでいた)がある。台北から列車で嘉義駅へ、ここからは阿里山森林鉄道(1日2本)に乗って、2200mの阿里山駅に着く。阿里山の手前に神木と言う駅があり、ここでもベニヒの巨木を見ることが出来る。鹿林神木まではかなり距離がありそうだ。




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