瀬川さんから久しぶりに、それも飛び切りの巨木の写真を送っていただいたのに、掲載が遅れてしまいました。感謝とお詫びを申し上げます。 瀬川さんたち「日本の巨樹巨木」オフ会メンバーが、2006年正月の旅に選ばれたのは「台湾の巨木巡り」で、代表的な3カ所の巨木を見てこられたようです。第1番目は台湾東北部の宜蘭県の棲蘭(チーラン)神木園にある、最大のベニヒの巨木「司馬遷神木」です。まずは、瀬川さんのメールをご紹介しましょう。 「紅檜(ベニヒ)の巨木(台湾では神木と言います)は、標高1500m以上の高山に生育しており、多くは神木園と呼ぶ区画に群生していて当局の保護下にあります。最初は台湾東北部にある棲蘭(チーラン)神木園の「司馬遷神木」の写真です。棲蘭では、51本の神木に中国の偉人名称を付けているのですが、司馬遷神木はその中で最大です。幹周13m、樹高40m、樹齢2100年です。私達(『日本の巨樹巨木』サイトに集う5名)は、台湾訪問の最初に見た司馬遷神木の勇姿に感嘆の声を上げました。」 写真を見て判るように、ビックリするような大きさである。司馬遷と名が付いたのは、樹齢が2000年を越えて、司馬遷の居た頃と言う意味であろうか。この神木園には、孔子神木と名付けられたベニヒもあるようだ。 棲蘭へは、台北(タイペイ)から列車で宜蘭に行き(約1.5時間)、ここからバスで棲蘭に向かうが、1日1本しかない。神木園に行くには、神木ツアーに参加することが必要なようである。 |