兵庫県養父市の「口大屋の大アベマキ」 (2007.4.10、新田さん)


 以前に「樽見の大桜」を見に行ったときに、直ぐ近くの「口大屋の大アベマキ」も見たかったのだが、歩くのは大変かと思って機会を逃がしてしまった。その大アベマキの写真を新田さんから送っていただいた。4月の写真で、まだ新芽も出ていない裸木であるが、それだけに木の形が良く分かる。
 樹高16m、幹周5mで、樹齢は約400年と言われ、国指定の天然記念物になっている。アベマキでは唯一の国指定天然記念物である。根方は大きな空洞になっているが樹勢は盛んである。この巨木は、昔この地の境界木として使われていたらしく、この地区の村人達がクワや鎌を持ってこの木の回りに集まって陣取りをしたと伝えられる。
 JR山陰本線の八鹿駅で降りて全但バスの大屋/明延行きに乗り、樽見か中村で降りる。ここから道案内に沿って樽見の大桜と口大屋の大アベマキへと山道を登る。大桜は標高350m、アベマキは450mの所にある。バスは2時間に1本程度出ている。詳しい道順は樽見の大桜のページに出ている。




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