兵庫県篠山市の「上立杭の大アベマキ」 (2004.10.30、松村さん)


 松村さんの秋の天然記念物巡りの成果の一つ、上立杭の大アベマキである。下記は、松村さん自身による解説である。
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 兵庫県篠山市今田町上立杭(かみたちくい)に県指定郷土記念物、県指定天然記念物の大アベマキがある。樹高28m、幹廻り5.4mあり、環境庁の全国巨木調査で種別全国一と認定されている。推定樹齢400年と言われる。稲荷神社の小さい祠を抱えるようにして聳えている。木の姿から「おおぎの木」、「おみの木」と呼ばれ神木とされている。立杭焼の窯元が並ぶ表道の裏の細い旧道に面した稲荷神社にあり、立杭陶苑の店の前である。店の横に車を止める余地がある。
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 広島県比婆郡口和町湯木には幹周5.3mのアベマキがあるが、上立杭の大アベマキはこれを凌いで、現在のところ樹種中日本一の地位を占めている。
 今田町の上立杭はJR福知山線の草野から水平距離にして2kmほど西にあるが、虚空蔵山が間にあるので道がない。南の藍野か北の古市で降りてタクシーを使うことになる。どちらからも5kmほどの距離である。


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